ハンドスプレーガン 接続方法ー重力式
重力式(サイドカップガン)
最も多く使用されている形式です。主としてガンの右側に塗料入口があり、それにカップが接続されています。カップ容量は400mLが一般的でカップはフリーアングル仕様により、どの方向の吹付けでもカップの角度を変えられるため、塗料がこぼれを防止できます。ただし左手で作業するとカップが視界をさえぎることがあり不向です。
重力式(センターカップガン)
欧州で一般的に使用されている形式です。ガンの真上に塗料入口があり、塗料が直下するので流通抵抗が少なく粘度が高い塗料でも流れやすくなっています。利き腕が左右を問わない利点がありますが、カップ角度が固定されているのでガン角度が限定されることと、ガンを置くにはスタンドが必要で国内では利用者数は少ないのが現状です。しかし最近では増加傾向にあります。
ハンドスプレーガン 接続方法ー吸上式
吸上式(下カップガン)
圧縮空気の噴流がノズル先端にサイフォン効果を発生し、塗料をカップから吸い上げます。そのため同口径の重力式より吐出量は少なくなっています。こちらも左右の利き腕を問わず、かつカップを付けた状態で床や架台に置けるので便利です。
ハンドスプレーガン 接続方法ー圧送式
圧送式
ポンプや圧送タンクで塗料を加圧してスプレーガンに供給する方式です。大面積の塗装に適していて、大型車両の塗装で多く使用されています。