ハンドスプレーガン洗浄方法
- 塗装終了後、洗浄するための溶剤を塗料カップに注ぎます。
カップ内面に付着している塗料をブラシやウエスで除去します。
汚れた洗浄液は破棄します。 - 塗料カップに綺麗な溶剤を注ぎます。
トリガーを引いて捨て吹きします。これを数回繰り返して綺麗な溶剤が吐出されるまで行います。
※汚れた溶剤が吐出されますので、ご注意下さい。
※ボディを溶剤に水没させないで下さい。異物混入やパッキン類の汚染、損傷の原因になります。
【ポイント】
チップ先端をウエスで押えて、溶剤を逆流させる事で、洗浄効果が向上します。
- エアキャップを取り外し、溶剤に浸け置きしブラシで洗浄します。
※洗浄時に傷付けない様にご注意下さい。
僅かな傷でもパターンを乱す原因になります。金属ブラシなどの硬い物は使用しないでください。 - ニードルを引き抜いて洗浄します。
※ニードル先端を傷付けないように注意してください。塗料漏れの原因になります。 - ニードルツマミを洗浄します。
同時にチータバルブツマミ、パターンバルブツマミにも塗料が付着している場合は、洗浄します。
- ガンをバイスで固定し、メガネレンチを用いてフルイドチップを取外します。
※フルイドチップを取り外す前に必ずニードルを引き抜いてください。
※フルイドチップを取り外す際は、必ずフルイドニップルが取り付けられている状態で行ってください。 - フルイドチップを洗浄します。
※フルイドチップを傷付けない様に注意してください。
※汚れが残っている、傷が付いているとなると、「塗料漏れ」、「パターン異常」など不良の原因となります。
※フルイドチップは綿棒などで洗浄し、傷付けない様に注意してください。 - ガンの露出した表面を綿棒を用いて洗浄します。
※金属ブラシなど硬い物は使用しないでください。 - フルイドニップル内部をブラシを用いて洗浄します。
※付着した状態では塗装不良発生の原因となります。 - トリガー裏のエアバルブを洗浄します。
※付着した状態ではエア漏れの原因となります。
洗浄は完了です。 - 綺麗になったことを確認し、取外した逆の手順で組立てます。
フルイドチップの取付には、トルクレンチを用いて、適切なトルクで取付ます。機種ごとに異なりますが、Luna2は「8N・m」にて取付ます。
※締付けが緩いと「息つぎ」不良の原因となります。 - 最後にニードルやツマミ類の可動部に「SSL-10ガンリューブ」を少量塗布することで、滑らかな動きになります。
※水溶性塗料の場合は使用しないでください。塗料をはじく恐れがあります。