静電塗装のランズバーグ
ランズバーグは静電塗装ガン(ハンドガン、自動ガン)、ベル、ディスクなどあらゆる静電塗装機器を扱っています。
塗料の使用量の削減、塗装時間の短縮、そして地球環境の保全を実現しています。
静電塗装…被塗装物をプラス極(アース状態)に保ち、塗装機をマイナス極に設定。これに高電圧を供給して両極間に静電界を形成、霧化した塗料粒子にマイナスの電荷を与えることによって、被塗装物の側面や背面にまで塗料粒子を塗着させる塗装技術です。静電塗装の最大のメリットは、塗料使用量の大幅な削減、塗装能力の向上による塗装時間の短縮、さらに少ない塗料ですむことから、働く人々の安全環境も確保できることです。これは同時に、自然環境保護という高付加価値をも生み出すことにつながります。ここに静電塗装という画期的な塗装技術が選ばれる理由があるのです。
各種塗装機器
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静電オートスプレーガン
「RA ジェントシリーズ」、「マイティシリーズ」、「ロボットREAガン」、「スーパーマグナム」等
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静電ベル
ロボット用回転霧化型自動静電塗装機
多重安全検知機能を持つHV コントローラの採用、超小型エアモータと小型バルブを搭載、色替時の塗料・洗浄液のムダを排除、高速旋回に対応した独自設計のエアモータ、安定した塗装品質を確保 -
静電ディスク
回転霧化型自動静電塗装機。軽量。均一塗膜で被塗物凹部への入り込み性が良く、被塗物ごとの塗装パターンの記憶、高速色替、容易なメンテナンス性が特長です。
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静電ハンドスプレーガン
エア駆動式高性能静電ハンドスプレーガン「RansFlexシリーズ」や静電塗装機の歴史すなわちランズバーグの歴史と共に歩み続けた「REAガン」。静電ハンドスプレーガン「VECTOR シリーズ」。
静電塗装
静電塗装機はマイナス極に帯電した塗料粒子が、アースされたプラス極の被塗装物に引き寄せられる力が加わり少ない塗料使用量で塗装できます。
1.ガン先端でのイオン化状態
2.塗料粒子に帯電する状況
3.帯電した塗料粒子が塗着する状況
静電OFFと静電ONのつき回りの違い
1方向から吹いた場合、正面はもちろん、このパイプの塗装でも分かるとおり回り込んだ部分の塗装も行うことが可能です。
静電塗装は微粒化した塗料なので、被塗物の大小、形状に関係なく気泡がない美しい仕上がりになります。
塗料を節約でき、仕上がりが均一の塗装面なり、大量生産向きです。自動車車体、二輪車車体、鉄道車両、家電、スチール製品など工業的用途に最適です。
静電塗装ベルの特長
静電ベル型塗装機は、ベルカップの高速回転による極微粒で均一な塗料粒子(微粒化特性の高さ)に特徴があり、美しい塗膜と高い塗着効率を実現しつつ、シェーピングエアによってパターン調整ができるなど、汎用性も兼ね備えています。
- 美粧塗装向き
- 高塗着効率
- 軽量被塗物
- 高粘度塗料(シンナーレス塗装)
- 難微粒化塗料
静電塗装ガンの特長
塗装条件の設定が容易で、汎用性の高い塗装システムです。多品種少量生産やランダム生産に容易に対応でき、その入り込み性の良さを生かし複雑形状の被塗物やメタリック塗装などに最も適した塗装機器です。
- 被塗物形状が複雑なもの
- ランダム生産向き
- メタリック塗装
静電塗装ディスクの特長
ディスクの高速回転だけで霧化するディスクシステムは、最も高い微粒化能力と塗着効率が得られる塗装システムです。ランダム型ブースなど塗装システムの制約上、汎用性ではガンおよびベル型塗装機に一歩譲りますが、同じ被塗物を断続的に塗装する生産では圧倒的に有利となる塗装システムです。薄膜で塗り回数が多く、また、塗料の霧化にエアを一切使用していない為、次の様な塗装条件に適しています。
- 少品種多量生産向き
- 美粧塗装向き
- 大吐出量向き
- 高塗着効率
- 軽量物