マイクロベルマーク4
メタリック塗料にも対応した最新のベル型静電自動塗装機
4種類のベルカップとシェーピングエアを組合わせて、あらゆる塗装条件に適した高品質な塗装を実現しました。
ランズバーグが蓄積してきた半世紀にわたる回転霧化塗装技術
塗装の中でも、塗着効率・VCO低減・塗料使用量の削減など多くのメリットを持つ静電塗装機の中で、回転霧化型はガンに比べて塗着効率が良く、塗装仕上がり性能の面で秀でています。
回転霧化技術は半世紀の歴史の中で、エアモータの小型化・耐久性・回転数の超高速化そしてシェーピングエアによるパターンの調整機能などの塗装技術の進歩、塗料の改良、安全技術の進歩など様々な部分で進歩をつづけています。
マイクロベル4では、従来より更なる小型軽量化をすすめ、メタリックを含む各塗料や被塗物の大きさに合わせた塗装の実現など幅広く対応しユーザーニーズに応える最新のベル型静電塗装機です。
主な特長
- 耐久性と高速回転性能に優れた小型エアベアリングモータ
最大回転数60,000rpmの安定した高速回転を誇る長寿命の新型エアベアリングモータを採用し、耐久性および旋回性能を向上 - ベル本体をさらにスリム化で軽量
本体に搭載するバルブ類は従来(Mark3) と同じですが、本体胴体部の直径を25mm スリム化することで1kgの軽量化を図り、搭載するレシプロケータにかかる負担を軽減し耐久性向上を図る - 塗装仕上がりを左右するシェ―ピング機構
従来品の内部構造を見直し、シェーピングエアの分散性を向上させ、均一なエアで塗装パターンの向上を実現
さらにΦ40mm 可変パターン型ベルカップでは、2重シェ―ピングエア機構によりパターンをコントロールして被塗物の形状に合わせ塗装パターンを形成させ、オーバースプレーを減らし塗料使用量を削減 - 安全性に優れたカスケード仕様
高電圧ケーブルの引き回しが不要なカスケード内蔵型の採用で、低電圧ケーブルの引回しが容易になると共に残留電荷も押さえ込み安全性が向上 - RPI型に加え、さらに安全性の高いRIC型高電圧コントローラから選択可能
絶対感度検知や断線検知などの異常検出により、異常時に速やかに高電圧を遮断するなど安全性の高いRPI型高圧制御装置と、さらに高機能な安全性能を向上させたRIC型高圧制御装置の2機種から選択でき、高い安全性を確保 - 様々な塗装に対応するのベルカップバリエーション
4種類のベルカップと3種類のシェーピングエアリングで、メタリックを含む各塗料や被塗物の大きさに合わせた塗装など幅広く対応し、ユーザーニーズに応じた塗装機の選択が可能
各種ベルカップ
2重シェ―ピングエア機構で被塗物の形状に合わせた塗装パターン
Φ40mm ベルカップに採用の2重シェ―ピングエア機構は内側と外側2系統のシェーピングエア圧力のコントロールが可能となり、パターン内膜厚分布が向上し、パターンの大きさをコントロールする可変パターン機能を備えているため、ベル回転数・吐出量を調整することで最適な塗装条件にすることができます。
メタリック塗装の塗りムラ低減などメタリック感の向上に対応など高輝度塗料への対応能力が高くなりました。
仕様
ベルカップ径(選択) | Φ 30 / Φ 40 / Φ 50 / Φ 70mm |
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ベル最大回転数 | 60,000rpm(Φ 30 ~ Φ 50mm) 40,000rpm(Φ 70mm) |
エア消費量 | タービンエア : 210L/min ベアリングエア : 50L/min (0.55MPa) シェーピングエア : 200 ~ 700L/min ブレーキエア : 100L/min(フィードバック方式時のみ) |
最大吐出量(推奨) | 300mL/min |
カスケード | 最大出力電圧 : DC-90kV 最大出力電流 : 200 μ A |
回転検出 | 光ファイバー |
適合エアフィルター | 0.01 μ m |
外形寸法 | 全長558mm |
重量 | 6.9kg |