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AquaBlock-3(アクアブロック-3)

AquaBlock-3(アクアブロック-3)

直接帯電の水系静電塗装用ボルテージブロックシステム

高い開発技術力と長年蓄えた塗装技術無しでは不可能な” 水系静電塗装システム”を世界に先駆け実現したランズバーグより、さらに進化した新しいボルテージブロックシステム” アクアブロック-3" が誕生しました。
従来に比べ流量安定性・供給能力・色替時間短縮そして使い勝手改善など、あらゆる面において進化を遂げアクアブロック-3 に凝縮しました。
経済効果と環境保護の両立を目指す環境先進企業に向けたランズバーグの自信作です。

AquaBlock-3(アクアブロック-3)

水系静電塗装に不可欠な高電圧ブロック装置「アクアブロック-3」は、塗料入口のある” 供給ブロック” 塗料出口のある” 排出ブロック” およびその2つの間で交互に接続される2つの” リザーバーブロックA/B”の合計4つのブロックで構成され、高電圧が塗装機から伝導性のある塗料ラインを経由して、水系塗料供給源に戻るのを防いでいます。

主な特長

 

塗装現場からの排出による大気汚染の減少を目指した環境規制の要求に合わせなければならないというプレッシャーが塗装業界にとって大きくなってきています。このことは水系塗料のような溶剤分の少ない、規制に適合した塗料の使用量増加をもたらしました。溶剤の使用を減らす事の明白なもう1つの答えは、塗料の使用量を減らすことです。これは静電塗装機を使用することによって達成されます。従ってこの2つの解決策を組合わせることは当然のこととなります。

しかし水系塗料は導電性のある水を含んでいます。これは静電塗装システムにおいて水系塗料の供給源は、導電性のある水系塗料を通じ高電圧がショートするのを防ぐために、アースから絶縁しなければなりません。長い間、高導電性の塗料が塗装される時に静電塗装システムにおいて、絶縁塗料供給システムが用いられていました。これは導電性塗料での静電塗装には必要な条件でした。

水系塗料の使用が増えるにつれ、絶縁塗料供給システムの使用から他の方式への必要性が高まってきました。絶縁塗料供給システムは広いフロアースペースを必要とし絶縁区域を保護フェンスで囲い、多くの場合色替えをするのに生産にかなりの遅れを生じさせていました。この必要性に応えるため、CFTランズバーグはアクアブロックマーク3という装置を開発しました。高電圧ブロック装置で、高電圧が塗装機から導電性のあるペイントラインを経由してアースされた水系塗料供給源へ戻るのを防ぎます。

アクアブロック3は塗装ブースに入るアースされた塗料供給経路と、塗装機の間に組込まれます。1台のアクアブロックで、1台または複数の自動塗装機との使用が可能です。システムを通る塗料の粘度と流量によりますが、装置全体での圧力低下はごくわずかです。

水系静電塗装装置

本システムは途切れることも遅れることもなく稼動し、スムーズかつ連続的に塗料を塗装機へと供給することができ、塗料の流量、粘度の変化に広く対応した動作が可能です。

また電流モニタ用のメーターリレーが組込まれており、アクアブロックを流れるリーク電流を測定することにより、カプラ接合部の汚損状態を常時監視し、電流計の上限設定値を超えると外部に接点出力(警報)します。静電塗装システムにおける他の電圧ブロック設計や別の方法による水系塗装が持つ多くの欠点を克服したという点で独創的なものです。


仕様

エア圧力(増圧弁付属) 標準 0.8 MPa
エア消費 50L/min(最大)
塗料供給 0.7MPa(最大)/0.4MPa(最小)
周囲温度 40°C以下
使用電圧 -90kV(最大)
寸法 900(W) × 800(H) × 350(D)mm
重量 50kg

 

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